貴方の夢を見てた 子供のように笑ってた
懐かしく まだ遠く それは未来の約束

いつか緑の朝に いつか辿り着けると
冬枯れた この空を信じているから
Fields of hope

(「Fields of hope」歌:田中理恵 詞:梶浦由記)

希望は絶望の同義語であると語った詩人だか哲学者だかがいたが、それは正しい
絶望とは現状認知であり、世の不条理を知るものだけが認識しうるものだからである
絶望と無縁なのならそれは幻想世界の住人であることを意味し、世の中が見えていないことと同義だ
故に、希望とは現状への絶望から始まるユートピアへの渇望なのであり、存在しない何者かを、存在させようとする真に創造的な事象なのだと言えるだろう

所詮記号の集合体でしかない、この世界を
何らかの形にしている"意思"
美しい世界も醜い世界も、創造されたもので、そしてそれを創り出す心が
希望
エメラルドの眼鏡を外して、その荒んだ王国に咲く一輪の花。
そして色づく都への道