母が認知症になりました

3月位から膠原病の症状が出ていて通院していました。
家では何をするでもなく、寝たりテレビを見たりしていました。
膠原病自体の自己免疫機構が脳細胞を殺したのか、栄養素の足らない状態での熱が脳みそを栄養として分解してしまったのか
テレビを見てるだけの生活が、認知症を即死してしまったのか・・・

何はともあれ認知症っていうのは厳しいね。
前が素敵な人だったほど、その落差は激しいわけで
それがもう二度と帰ってこないとなると。死ぬのとなんにも変わらない。
いや死ぬほうがショックが少ない。それは一瞬だから
一年も二年も死んだような状態の人間を見続けるほうが悪意に満ちた拷問のようなものだ。

神がいて、何故このような事例が起こるのか、本当に謎だ。
日本を含め先進国での痴呆症の発症率は1割位らしい
発展途上国では少ないのはそこまで生きないからだが。

しかしこう考えるしかなかろう
私たちは生まれた時から死んでいるのだ、だから死んでいるものが死ぬからと言って何が問題なのだろう?
私たちは生まれた時から負けているのだ、だからコレ以上負けたからといって何の恥じがあろうか?

愛が全てを解決するといっても人である私たちは結局いつかは一人で死ぬしかない。
どんなに友達がいようと家族がいようとそれだけは真実だ。
ただ言えるのは死にゆく過程で愛があれば、お互いそのストレスを緩和することができるという利点はある。
120歳の長寿の人がいておそらく友人は皆死んでいる。その状態で生き続けるというのは幸福なんだろうか?
やはり人間は60くらいで心臓麻痺でころっと死ぬ方がいい。
私は法律を改正して、安楽死ができる素敵な日本になるのがいいと思う