星はただひとり 選べと告げる
愛するひとが わたしを呼べば変わる
(「星の奏でるものがたり」詞:畑亜貴)


Q:人を殺すことは悪いことか?
A:人を殺すことは悪いことではなく、良いことでもない。


Q:人を救うことは良いことか?
A:人を救うことは良いことではなく、悪いことでもない。


Q:人は悪か?
A:人は悪ではなく、善でもない。
Q:人は善か?
A:人は善ではなく、悪でもない。


Q:生命は悪か?
A:生命は悪ではなく、善でもない。善ではなく、悪でもない。


Q:物質は善か?
A:物質は善ではなく、悪でもない。悪ではなく、善でもない。


Q:至高の善は、究極の善は存在するか?
A:世界が有限で、善を決め得るものが、全体性を有するのなら、それを究極の善と呼ぶ事もできるだろう。


Q:善悪が、狭義には個人の好悪によって、広義には帰属集団の規範によって、決定されるのなら個人の性格や行動嗜好は何によって形成されるか?
A:人は愛されるが故に規範に従う。愛は個人の好悪の序列における高位の事物を与える現象のことであり、その現象の発生個体を愛し、愛される。

  誰に、どのように、愛されるかに従い、個人の性格や行動は決定される。

  憎悪も右に同じ。


Q:では善なる人とは何者か?
A:究極なる善に愛される人のみがそうみなされるであろう。