夢から覚めても この手を伸ばすよ
同じ強さで呼び合う 心になれるのならば
何人分の傷でも 僕は受け止められるよ

もう少しだって気がするんだ この壁が崩れる黎明

夢から覚めても まだ見ない夢の方まで
僕らは一人で走りつづけるしかないんだ
(「Silly-Go-Round」詞:梶浦由記 歌:南里侑香)

[.hack//Roots]

第3話「join」視聴。いやーしかし、これ志乃がヒロインかと思いきや実は

ハセヲ×オーヴァンだろ!?

しかも誘い受けだしな・・・
ちなみにプレイヤー性別は分かりませんが、ゲーム内性別はハセヲ(男)でオーヴァン(男)でございます・・・
BBSに自分の事を伝説のプレイヤーだの、隠れNPCだの、レアアイテムドロップキャラだの書き込まれて困ったハセヲですが、書き込んだのはオーヴァン。
あれっすか?好きな子を虐めて立ち上がってくるのを楽しむ類のお人ですか?
なんてツンデレだ。オーヴァンはツンデレラ
ハセヲもオーヴァンの背中見て必至で追いかけてるんじゃねー。やべーオーヴァンの作戦的中してるよ。もうハセヲめろめろですよ?
志乃?どーでもいい

まぁ真下節炸裂で話の方は雰囲気だけ出して、結局進展は全然なし。真下ちゃんの作品で話が進むのは15話くらいからだからなぁ・・・

[SoltyRei]

さて稀代の名作って言うほど名作でもないけど確実に名作なソルティレイの総括でもしますかね
多分このまま推移するとベストアニメ Of 2005 になるかと思われ、個人的にですが。

何より、泣きました。最後の方で感動しました。いやまじでソルティで泣くとは想像してませんでしたもんね。
そもそもソルティレイを見始めたきっかけは浅野真澄が出てたからだったし、そのキャラ的にも感動話を期待するはずもなかったんですよね。
浅野真澄は話は面白いんだけど演技にちと難がある感じの声優さんです。

でオフィシャルウェブサイトの雰囲気的にも、「またなんちゃってSFでスカした感じでドンパチものか?懲りてねーなGONZOもよー。爆裂天使で気付けよ。古いんだよ、今更。中田譲治出せばいいってもんじゃねーぞおら。」と思っていたんですが・・・。

見てて良かった(涙)

いやーチェック外してたら、この作品見逃してたよ。実際見てない人多いし。もったいねええ

この作品古いです。新しくはないです。でもオサレで勘違いしたいまどきの古さじゃあありません。
ソルティのテーマはずばり!人間愛!

テーマとしてはありきたりなんだよね。AIの機械人形が人間との間に心通わせるってのは。
でも見せ方がうまかった。ここらへんは脚本と言うか構成の人の実力ですよね。
一話一話がどーのっていうより、全体として見たときに、話のバランスがとてもいいんです。

伏線を張りつつ、ほのぼの、アクション、コメディ、を織り交ぜながらキャラの内面を描き、そして急展開。と思ったら斜め上の方向に展開し、「え〜?まじで?なんでそーなるの???」の連続で全く飽きませんでしたしね。

特に13〜14話、17〜19話の展開は山あり谷あり、興奮と鬱屈のジェットコースターと言う感じで、次回どうなっちゃうのかな?速く見てぇ〜〜〜って感じでした。。

17話で局長がシルヴィアに○○○○を突き立てちゃった時はまじでびびったもん。
「おいっ!まじかよ?そんな事しちゃうの?あれ?あーーーー」って

次回でシルヴィアの○が確定しちゃって、さらにURCのメンバーまであーなっちゃった時にはもうあんぐりするしかなかったというか。

でもね。この作品がとっても面白かったのは、キャラの描き方にリアリティが合ったからだと思うんですよ。
この作品に出てくるキャラ皆カタワです。なんていうか、皆ダメ人間なんですよ。
男も女も皆ダメダメ。
特にダメなのはこの作品のヒロインたる40過ぎのおっさんロイ・レバント(中田譲治)なわけですがwww
でもほら、周り見回してみても自分を内省しても皆ダメ人間じゃないですか?
大人ぶっていても、内実伴っていなくて、こう見栄を張って虚勢を張って、ダメだということがばれないように生きている。
そゆところが、回を重ねていくうちに各キャラばりばり表立ってくる、そのダメ人間同士が、ダメな部分をぶつけながら織り成すその心情の揺れ自体がこの作品の最大の魅力だと思うわけです。

特に、最終回のロイのソルティちゃんへの説得はダメっぷりが・・・
「あ〜たこの状況で遊園地って・・・www」

でもアニメでもゲームでも小説でも、皆登場人物かっこいいじゃないですか?
信念や義理のために自己犠牲たっぷりな行為や、含蓄に富んだ説教をする。

でも弱い人間である僕たちは、そういう状況だとまずパニくるわけですよ。
んでわけのわからない行動したり、とんずらしたりする。

でもそういう人だからこそ、○○の××であるディケことソルティが一目ぼれし、尚且つ豊かな感情を育むことができたわけで・・・
ソルティはぶっちゃけ自分の分身である、他の二つと同じような結論に達し、全部まっさらにすることもできたはずなんですよね。でも、大事な人たちがいるから、帰りたい場所が有るからとああいう行動に出る。
その背景にはやっぱりだらしないロイの優しさがあると思うのですね。

帰れる場所があるっていいですよね。待っててくれる人がいるっていいですよね。
本当に手に入れたいのはそういうものですよね?そういう人と一緒にいるただの日常ですよね?

そういうことが心に浮かび上がってくるような作品でした。

実際ロックさんは、それを失ったからこそ、ああいう人になってしまったわけですし。

印象的なセリフがありました。「貴方の周りには貴方を慕ってくれる(以下略)がいたのに・・・」

もしソルティが一話の段階で記憶喪失にならなくて、メッセージをロックに送り届けることができていたら、こんなことにならなかったのでしょうか?
まぁなってたでしょうね。恐らく、エウノミアによって施されたリゼンブルパーツそのものが彼の心に忍び込み、狂わせていたのでしょうから。
そういう意味ではジョセフさんがオリジナルリゼンブルを外して隠遁したのは正しかったというわけです。

最後に、この作品をもし見逃してしまっていて、このブログを見て、興味を持った方がいらっしゃったら是非手にとって見てみてください。
多分損はしないと思います。GONZOには珍しくいい作品だと思います。

多分GONZOは頑張って売ろうとして大作を作ると、明後日の方向に作品が向かっちゃってダメになっちゃうんじゃないかなぁ?と思う今日この頃。
雑誌やメディアに取り上げられないで、あんまり気合の入っていない作品の方が面白いものが多いっていうのも・・・www

まぁ2:40分放映開始でテレビ朝日系列。しかも宣伝はほとんどなしでアニメ雑誌も興味なし。
見る人が少なくてもしょうがないとは思います・・・
っていうかアニメ雑誌の存在価値ってなんでしょうね・・・ほんとに・・・