子供は自分が死ぬ存在だなんて考えもしない。それはまるでおとぎばなしの中の話のようで、現実感をもたない

人は最後には一人で死ぬしかない。いずれは腐り果てる自分の体以外は何者も持っていくことは出来ない。
愛さえも絆さえも、全てが自分を置き去っていく

幻想に生きられない人間が、組織の中に組み入れられないのは当然の事だ。集団というものそのものが幻想だからだ。
お話の中でしか存在しないものを現実に持ち込むには、自らがお話の中の登場人物になるしかない。